発芽率を90%に上げるパクチーの種まきに必要なコツとは?

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エスニック料理や中華料理に欠かせない食材であるパクチー。あなたはお好きですか?

生のものを刻んで使いたいことがあっても、スーパーで買うとなると結構なお値段がしますし、買ってきても使い切れないことだってありますよね。

「必要な分だけベランダで収穫できればいいのに…」

自分でパクチーを種まきから育てるなら、その願いが叶います!

この記事では、家庭菜園でパクチーを育てる方法とコツやポイントをお伝えします。

目次

パクチーを種から栽培したい理由とは

ザルに乗ったパクチー

種をまいて育てていくわけですから、大きくなるまで世話をするには手間がかかります。

それでも、パクチーを種から育てていくことをおすすめするのは、「そのほうが圧倒的に安い」からです。

お店によって多少値段が変わりますが、サカタのタネ(メーカーの名前です)が出しているパクチーの種を例に取ると、約250粒入って、200円ちょっとです。全部発芽しないとしても、200円ちょっとで100株以上のパクチーを育てることができるんです!すごくないですか?

250粒ほどの種があるのに育つのが「100株以上」としたのは、パクチーの場合、一般的なハーブと比べて発芽率が低めなんですよね。そこで、ちょっとしたコツを覚えていただければと思います。

パクチーを栽培する上で知っておきたいコツやポイント

種まき

パクチーの種まきは、春であれば3月から6月、秋であれば9月から10月が適しています。

発芽適温が20度から25度と高めなので、春蒔きであれば、気温が十分暖かくなった4月以降がおすすめです。

パクチーの種

パクチーの種は、1つの殻の中に2つの種が入った形をしています。

パクチーの種袋には「発芽率60パーセント以上」と書かれていることが多いのですが、この殻が硬いため、発芽率を悪くしているんですね。そこでひと工夫です。

  • 机に軽く押し付けながら、板などでこすり、種を2つに分ける
  • 2つに分けた種を一晩水につけ、十分に水を含ませる

こうすることで発芽率が90%ほどになるといわれていますので、手間を惜しまずやってみましょう。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりあげましょう。

可愛がるあまり、まだ土の表面が乾いていないのに水をあげてしまうのは根腐れの原因になります。

土の乾き具合を確認するには、表面を手で触ってみることの他に

  • 土の色で見分ける(乾いていると色が薄い)
  • 鉢やプランターの重さを確かめる(しっかりと水を含んだときの重さを覚えておく)

こともできます。参考にしてみてください。

収穫するまでのお手入れ

葉の色が薄かったり、黄色っぽかったりするのを目安に肥料をあげましょう。鉢やプランターでの栽培では水やりの回数が増え、その分、肥料が流れ出やすくなります。固形肥料を鉢のふちにやるか、水やり代わりに液体肥料をあげることができます。

また、葉が茂ってきて株が混み合ってきたら間引きして風通しを良くしましょう。病害虫の予防にもなります。

株が大きくなりすぎると葉が固くなり、風味も落ちてきますので、常に若い葉をたくさん収穫できるように剪定、切り戻しをしましょう。切り戻すと一時的に小さくはなりますが、また成長してきます。

パクチーを長く収穫するコツは花をつけさせないこと!

パクチーはセリ科の一年草に分類されます。

一年草とは、種が発芽して花が咲き、種をつけて枯れるというサイクルを一年で行う種類の植物を指します。

パクチーの栽培では、葉を楽しむ期間を長く取りたいので、「花→種をつける→枯れる」へ移る時期をできるだけ遅くしたいんですよね。花を咲かせてしまうと、その先は葉が枯れて収穫できなくなります。

5~6月頃の暖かい時期に花芽が付きますので、「花芽を見つけたらすぐに切り取る」ようにしましょう。

何十株も育つので、そのうちの1つか2つは種取り用に花を咲かせるとしても、全部の株から種を取る必要はありませんね。花芽を摘んで、パクチーの葉を長く楽しめるようにしましょう。

知っていましたか?パクチー嫌いの不思議

パクチーが大好きだっていう人がいる反面、どうしてもダメだっていう人もいますよね。

実はこれ、DNAが関係しているって知っていましたか?

アメリカの遺伝子解析サービス「23andMe」のデータによると、パクチーの好き嫌いには、人間が持つ嗅覚受容体遺伝子の1つである「OR6A2」が大きく作用していることがわかったんだそうです。

なんでも、パクチーを好まない人の多くが「OR6A2」遺伝子に突然変異を持っており、DNAブロックの一部が変化しているんだとか。

パクチーを特徴づける香りは、複数のアルデヒドの組み合わせによるものなんだそうですが、同じく多くのアルデヒドを含む石鹸の香りを感じて「パクチーは嫌い」ってなるみたいです。

不思議ですね。

DNAが関係しているなら、「好きになるよう努力する」は難しいんでしょうね…。

まとめ

スーパーで買うと結構な値段がするパクチーも、種から栽培することでたくさん収穫できることが分かりました。

しかも、種で買えば安い!

上手に育てるコツは

  • タネを2つに分ける
  • 十分に水を含ませる
  • 長く収穫するには花をつけさせない

でした。

水や肥料をあげたり、間引いたりという世話が必要にはなりますが、パクチーの栽培と収穫をどっちも楽しめるなら、取り組んでみるのもいいですよね。

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