洗濯物にカメムシだなんて、考えるのも嫌なことですよね。簡単にできる対策はないかなって、いろいろ調べているところだと思います。
どうせなら、「特別にお金をかけることなく何とかしたい!」、「家にあるもので対策できないの!?」というのが正直なところでしょう。
実は、カメムシが「光を嫌う」という習性を利用すると、ご家庭にあるアルミホイルで対策が取れるんです!
この記事では、アルミホイルを使ったカメムシ対策を始め、カメムシを洗濯物に寄せ付けない基本対策についてお伝えしています。
カメムシの洗濯物対策にはアルミホイルを一緒に干すのがオススメ!

ご家庭にあるもので手っ取り早くカメムシの洗濯物対策が取れるのが「アルミホイル」。
殺虫剤や忌避剤など薬を使いたくない場合の対策におすすめです!
この方法は「光を嫌う」というカメムシの習性を利用した対策です。
アルミホイルを洗濯物の間に吊るしておくと、洗濯物にカメムシが付きません。
【使い方】
- アルミホイルを洗濯物より長く切り、ハンガーに吊るして洗濯ばさみやセロテープで固定する。
- アルミホイルの下に割り箸などを固定し、少し重みを足すと安定します。
この方法で「カメムシが洗濯物に寄り付かなくなった」という声がある一方で、「アルミホイルのないところにはカメムシがいた」という声もありました。
洗濯物でアルミホイルのギラギラが遮られると効果が薄くなるようなので、アルミホイルを複数枚用意して洗濯物の間に吊るすようにするのがおすすめです。
洗濯物にたまに付着していて恐怖だったマルカメムシさん
— みなみ🐽@4y&8m (@6m22076095) November 5, 2021
アルミホイルハンガーに吊るして一緒に干すだけでほんとに来なくなった嬉しい🥲
前より田舎じゃないけど山があることには変わりないから虫さんこんにちはするの辛い。
カメムシは光るものが嫌いらしいです
— はせマム (@hasemam) March 30, 2021
使わないハンガーに洗濯物より少し長く
アルミホイルを掛けて
洗濯物の間に一緒に干すと良いらしいですよ
そういえばこの時期洗濯物にカメムシがよく付いてくるようになるんだけど、ハッカ油染み込ませた木の板とかを近くにぶら下げたり、アルミホイルぶら下げたりすると効果あるらしいから実践してみよう
— 三日月(みこぜ)さんは録音がしたい🍛⚓ (@mikoze) March 28, 2018
カメムシを洗濯物に寄せ付けない基本対策3選
1.植物の近くには洗濯物を持っていかない

カメムシは草や花、木の実などの植物が大好きです。ミントやバジルなどのハーブにつくことはあまりないのですが、ナス・ピーマン・とうもろこしなどの野菜だったり、枝豆や大豆といった豆類、みかんやレモンなどの柑橘類、柿・桃・リンゴなどの果樹類の汁を好んで吸います。
洗濯物を干す物干し台の近くやベランダに植物があると、カメムシが食事をしに寄ってくる可能性が高いです。
カメムシは産卵期になると葉っぱの裏に卵を産み付けるので、集まりやすくなります。植物に洗濯物を近づけることは、それだけカメムシが寄り付きやすくなるんですね。
2.明るい色の洗濯物は干さない
カメムシは、洗濯物の中でもシーツやバスタオル、ワイシャツなどの白いものに集まってきます。
これはカメムシが寒さを苦手とし、暖かくて日当たりの良い場所に干してある洗濯物の上で、日向ぼっこをしていると考えられるようです。
とはいえ、白い洗濯物だけ干さないわけにはいきませんよね。
そんな時は、「防虫ネット」や「洗濯物カバー」で干してある洗濯物全体をすっぽりと覆うことで虫除けをします。
この時に注意したいのが、「網目の細かいネットを選ぶ」ことと「黒色のものを選ぶ」ということです。
網目の細かさはカメムシの侵入を妨げることに役立ち、黒色のネットは「白いものを好むカメムシは黒いものを好まない」という習性を利用したものです。
3.建物の隙間をなくす
カメムシは2~3ミリの隙間であっても屋内に入り込むことができます。
網戸や窓ガラスのちょっとした隙間であっても、カメムシが通るには十分なんですね。
窓のサッシに「隙間テープ」を貼ったり、窓ガラスや網戸にスプレータイプの忌避剤を散布して対策しましょう。
カメムシは越冬のため暖かい場所を求めてきますので、9月頃から予防的に忌避剤をスプレーしておくのがおすすめです。
その他のカメムシ対策
1.忌避剤を設置する
ハーブや唐辛子成分の含まれた忌避剤を使うことでも、カメムシを洗濯物に寄せ付けないようにすることができます。
吊り下げ型やテープ型のものがありますが、カメムシの嫌う臭いを使って、寄り付かないようにするという方法です。
吊り下げ型のものは物干し竿に吊り下げたり、角ハンガーのピンチに止めて使うことができます。テープ型のものはカメムシが嫌う臭いを含ませたテープですので、侵入して欲しくない所を囲んだり、這わせたりして使います。
1~2ヶ月間効果が持続する忌避剤もありますので、手間いらずでカメムシ対策をするにはおすすめの方法です。
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2.ハーブや唐辛子を栽培する
忌避剤の成分としても使われていますが、カメムシはハーブの匂いや唐辛子が嫌いです。
洗濯物にカメムシを寄せ付けないようにするには、カメムシが嫌うハーブや唐辛子を栽培するのがおすすめです。なかでも、ミントはベランダでも育てやすく、植物の栽培にあまり詳しくない方にも扱いやすいです。
ただし、「セリ科の植物」には注意が必要です。
- パセリ
- チャービル
- パクチー
- フェンネル
などのセリ科の植物はカメムシが好むものなので、栽培することで、かえって引き寄せてしまうことになりかねません。
一方で、唐辛子にはハーブのような香りはありませんが、カプサイシンという辛味成分が含まれています。この成分が刺激となって、カメムシを寄せ付けない働きをしてくれます。
特にベランダでの場合におすすめですが、ハーブと唐辛子の両方を栽培できるのであれば、香りと刺激のダブルの効果でカメムシを寄せ付けない対策を取ることができます。
3.ハッカ油スプレーをまく
ミントから作られているハッカ油は、虫除け効果があることで知られています。
洗濯物にカメムシが寄り付かないようにするには、ベランダの壁や地面、物干し台にハッカ油スプレーを吹き付けて対策することができます。家の中に入らないようにするには、網戸にスプレーを吹き付けておくのも効果的です。ただし、ハッカ油にはポリエチレンを溶かす作用がありますので、網戸に使用する際は、網戸の材質を確認してから使用するようにしましょう。ハッカ油スプレーは自分で作ることもできますので、以下を参考にしてください。
【用意するもの】
- ハッカ油……5~6滴
- 無水エタノール……10ml
- 精製水……90ml
- スプレー容器(100ml)……1つ
【作り方】
- ハッカ油と無水エタノールをスプレー容器に入れ、よく混ぜ合わせる。
- 精製水を加えて、さらによく混ぜ合わせる。
ハッカ油は「油分」ですので、先に精製水と一緒にすると混ざりにくくなります。ハッカ油と無水エタノールを先にしっかりと混ぜ合わせておき、後から水で薄めるのがポイントです!使用する際は、よく振って使いましょう。
カメムシが洗濯物に付いてしまったら…
いくら対策をしても、残念ですが洗濯物にカメムシがついてしまったり、家の中に入ってきてしまうこともあります。
すぐに取り除きたくなる気持ちもわかりますが、カメムシを刺激してしまうと匂いを出すので注意が必要です。
以下は、洗濯物についてしまったカメムシの取り除き方です。
カメムシを粘着剤に付けて取り除く
粘着力の強いガムテープを使って、カメムシを刺激せずにそっと取り除く方法です。
そっと粘着剤に貼り付けるのがポイントで、勢いよく行なうとカメムシは危険を察知し、臭いを出してしまいます。カメムシの臭いは成虫のお腹から出ますので、「背中側から優しくそっと貼り付ける」を念頭に置きましょう。
取り除いたカメムシは粘着剤ごとビニール袋に入れて、封をして捨てます。
この方法は、カメムシが一匹だけの場合、また一発で仕留めれる場合には有効ですが、カメムシが複数いる場合には困難になるかもしれません。その場合は、次に紹介する駆除剤の使用を検討してみてください。
スプレーで洗濯物についたカメムシを取り除きながら駆除する
カメムシをより確実に退治したい場合には、カメムシが臭いを出す前に駆除できる「カメムシコロリ」を噴射する方法がおすすめです。
この商品の有効成分は殺虫剤ではなく食品添加物としても使用されている「ベンジルアルコール」なので、洗濯物にも安心して使うことができます。
ただし、屋外専用の商品ですのでご注意ください。
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カメムシの「臭い」が洗濯物についてしまったら|対処方法3選
気づかずにカメムシに触ってしまったり、洗濯物に臭いやシミが付いてしまうことは避けれないかもしれません。
そんな時のために、臭いの落とし方も知っておきましょう!
固形石鹸を使う
カメムシの分泌物は油に溶けやすい性質があるんだとか。
界面活性剤が入っているものを使うと効果的だそうで、台所用洗剤や固形石鹸が使えます。なかでも固形石鹸は液ダレせず、石鹸の角でこすればピンポイントで使えるのでおすすめです。
柑橘系の洗剤を使う
柑橘系の成分「リモネン」は油汚れを落とし、カメムシの臭いを落とすのに最適です。
カメムシの臭いを落とすには柑橘系の台所用洗剤や柑橘系の衣料用洗剤を使うことができます。
部分的に洗うこともできますが、柑橘系の台所用洗剤や衣料用洗剤を使う場合は、つけ置きや丸洗いしたい場合がいいでしょ追う。部分的に洗う場合は、先の固形石鹸を使うことをおすすめします。
熱を加える
以外に思えるかもしれませんが、カメムシの臭いの成分は揮発性で熱に弱いのが特徴です。
そのため、
- 洗濯物を日当たりの良い場所に干す
- ドライヤーの熱を加える
- スチームアイロンの熱を当てる
ことによっても、カメムシの臭いを消すことができます。
「熱を加えるだけではまだ気持ち悪い」という場合は、臭いが消えたあと、柑橘系の衣料用洗剤を使って丸洗いすればバッチリですね!
まとめ
手っ取り早くカメムシ対策を取るには「アルミホイル」を使うのがオススメ!
【基本対策】も忘れずに
- 植物の近くには洗濯物を持っていかない
- 明るい色の洗濯物は干さない
- 建物の隙間をなくす
ハーブや唐辛子成分の含まれた忌避剤を使用することも効果的です
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