自分の理想の庭づくりをしたい。
ガーデニングを始めていろんなお庭を見るようになってくると、そう思うようになってきます。
でも、
どんな庭づくりがしたいか、イメージできますか?
一口に庭づくりといっても、
- イングリッシュガーデン
- ナチュラルガーデン
- フレンチガーデン
- ジャンクガーデン
- ロックガーデン
- シェードガーデン
- 和風の庭(日本庭園)
など、目指すスタイルによって作り方が変わります。
計画を立てても思うように進まないこともありますが、どんな庭づくりをしていきたいかがイメージできているのとそうでないのとでは、はかどり具合に大きな差が出ます。
最初に準備しておいたほうが良いものに、後から気づいて困るということも避けられますね。目指すスタイルに合わせて、無理なく計画を立てて進めていくのがおすすめです。
代表的なガーデンスタイルにはどんなものがあるか、見ていきましょう。
庭づくりにはスタイルの違いがある
庭づくりを進めていく上で、必ずしも何かのスタイルに沿っていなければいけないというわけではありませんが、スタイルを理解した上で取りくんでいくなら、統一感の取れた庭づくりの助けになりますね。
以下は、代表的なガーデンスタイルです。
イングリッシュガーデン
イングリッシュガーデンの特徴は自然そのものの美しさを大切にする庭づくりにあります。花の色やサイズなどを統一せず、あえて形の違うものを混ぜて植えることで、まるで野原に咲いているような、より自然な印象を与えることができます。

ナチュラルガーデン
ナチュラルガーデンは、日本語にすると「自然な庭」。植物本来の美しさを生かし、農薬などを使わずに手入れしすぎない、飾らない自然なままの庭ということができます。自然との調和を重視し、環境に配慮しながら植物が持つ本来の美しさを引き出すように管理するのがポイントです。

フレンチガーデン
フランス式庭園は、地面に左右対称に描いたような模様が特徴の幾何学式庭園とも呼ばれるガーデンスタイルが有名です。一方で、絵画で有名なモネの庭のようなものや、南に行けば農家風のものもあり、「これがフレンチガーデンスタイルです」と、ひと括りにするのは難しいとも言えます。
ジャンクガーデン
ガラクタという意味の「ジャンク」という名を持つガーデンスタイルです。ガーデニングの中に、サビた雑貨や古びたアンティークを取り入れることによって、クールでワイルドな印象を与えることができます。
ロックガーデン
ロックガーデンとは、大きめの岩や石、荒い砂利などを配置した隙間に植栽した庭づくりのスタイルです。ヨーロッパの高山植物園やアメリカのドライガーデンを期限としており、19世紀後半からイギリスで流行したガーデンスタイルです。
シェードガーデン
シェードガーデンとは、日陰や半日陰でもよく育つ植物を植え込んだガーデンのことです。植物の中には日当たりの良くない場所を好む種類もたくさんあります。日陰を生かした庭づくりをすることにより、しっとりと落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。
和風の庭(日本庭園)
日本庭園などの和風の庭は、侘び寂びを感じる風情ある眺めが魅力の庭です。最近注目の和風モダンな住宅に合わせることで、より統一感を出すことができます。
荒れ放題になった自宅の庭を作り直す
下の写真は少し前のものですが、夏の間十分に手がかけれなかった自宅の裏庭です。

すごくゴチャゴチャしていますね(笑)
うちの庭には
- 花壇
- 野菜畑
- 果樹
があるので、余計にゴチャゴチャしています。
おまけにこの奥には物干し台があり、観賞用の庭と生活用の通路がごっちゃになっています。
これをきれいな庭として仕立てていくのがこの先の楽しみなんですが、なかなか手ごわいですね。どのスタイルにも当てはまらないような感じがします。
仕上がりをイメージし、作業計画を立ててみる
理想の庭づくりは、パパっとできてしまうものではありません。
時間もかかりますし、育ててみたい植物の向き不向きもあるでしょう。
- 限られたスペースをどのように使っていきたいのか
- 何を植えてどう育てていきたいのか
ということを事前に考えておくのは良いことです。段取りや計画が立てやすくなりますからね。
畑のように位置が変えられないものもあるので、可能な範囲で手を加えながら、きれいに見えるようにしていきたい。これまで手をかけていないところもあるし、捨てれるものは思い切って捨てる。
これまで育ててきたものをバッサリとなくしてしまう必要もないので、取捨選択が必要です。
写真のようにグチャグチャな庭では、なかなか理想の仕上がりイメージが沸かないんですけど、きれいな庭に関する情報をまずはいろいろとインプットしていこうと思います。
庭づくりは数年計画で進める!
きれいなお庭を持っている方のインタビューを見聞きすると、数年かけて理想の庭を作り上げていったことが分かります。
バッサリ切ってしまった木が急に大きく成長するわけでもないので、「今年はここ」、「来年はここ」というように、年単位での計画を立てていく必要がありますね。
少しずつ変化していく様子をじっくりと味わうのも、楽しみの一つかな、と思っています。
理想の庭づくりをイメージしつつ、できることからコツコツと
といっても、今できることもあります。
とりあえず草取りですね(汗)
大変な作業ではあるんですけど、やっていると夢中になって楽しくなってきます。
理想の庭に近づくとか、まだそんな立派なことじゃないんだけど、草取りや石取りって、やってるうちに無心になるというか、それ自体が楽しくなるってことがありますね。
この先どんな庭づくりをしていきたいのか、考えること自体を楽しみながら取りくんでいきたいです。
まとめ
完成をイメージして庭づくりをすると良い理由
- 目指すガーデンスタイルによって作り方が異なる
- 完成をイメージすると順序よく計画立てることができる
- 完成を焦らず数年単位の計画で進めるのがポイント